実例1
業績低迷でモチベーション低下。
社員教育ほぼゼロの会社(従業員数約100人)が
業績向上につながる人材育成となるまで。
<課題>
- ・人が育ちにくい組織風土。
- ・業績低迷が続き、従業員のモチベーション低下。
<原因>
- ・長年、体系的な社員教育をほとんど実施していない。
- ・各管理職が独自のやり方で、仕事の管理・部下の管理等を行っている。
- ・せっかく評価制度を導入しても、管理職に対して、部下育成との連動性の考慮、考課者としてのスキルアップの機会を設けていない。
- 1.中堅社員からの選抜者を1年間、特別教育した
- ●「これから人材育成に力を入れていく」という社長の宣言からスタート。予算を確保。
- ● リーダーとなる人材を約10名選抜し徹底的に教育。「社長は教育に本気」という姿勢を社内に浸透させた。
- ● 半年間で、経営計画、経理財務、労務管理、マーケティング、コミュニケーションスキル等の教育を実施。
- ● 社内外研修を中心に、自己啓発も織り交ぜる。
- ● 実務にどう生かしているか、という振り返りを何度も行い、教育効果を高める。
選抜者数名が管理職として活躍。「人材育成が大切」という風土が芽生え、人材育成策を継続中。
- 2.求める人材像を社内で議論。業績向上に役立つ人事制度を構築
- ● 業績向上につなげる人材育成施策であることが重要。
- ●「会社発展に寄与するのは、どのような人材か」を明確にし、その人材を多く育成する取り組みを行う。
- ●「当社の発展に寄与する人材」=「求める人材像」を設定。人事制度(評価制度や教育制度)運用の根幹とする。
- ● 人事制度が業績向上に役立つような運用を考え、業績に貢献できる人材像の明確化を提案。制度設計に反映した。
実際に運用する中で、トライアンドエラーを分析。要すれば改善している。